
2025年5月23日から5月25日まで横浜赤レンガ倉庫で開催された、
Greenroom Festival 20th Anniversary の最終日に行ってきた
この日のタイムテーブルはこんな感じ

目当てはトリの Jacob Collier だったのだけれど、他のアーティストもみんな良くて、早くから来た甲斐があった
左の2つのステージがチケットが必要なメインステージでほぼ1日中このエリアにいた
(来る前は toconoma とか toe とか YonYon とか見るつもりだったのだけれど、メインステージが良すぎて離れられなかった)
最初は Sirup から
めちゃくちゃ男前だった
そしてめちゃくちゃ歌が上手かった
音源でしか聴いたことがなかったから、今回生で見てより魅力的に感じた
かっこよすぎて同性じゃなかったら惚れてしまっていたかも
アイナ・ジ・エンドはアニメの主題歌で何曲か知っている程度だった
勝手にロックを歌っている印象を持っていたので、パフォーマンスがとてもアイドル的なことが個人的には意外だった
でも Love Sick のシャウトはボーカルとしての凄みを感じて、そのギャップに彼女の魅力の一端を垣間見た気がした
続く Kroi はこの日の個人的ハイライトその1
名前だけは知っていてちゃんと聴いたことがなかったから、生で見てかなり衝撃を受けた
トークボックスを使ってる曲が良かった (後で調べる)
いいバンドを発見できて思わぬ収穫だった
その後腹ごしらえをしてハナレグミ、Tori Kelly、The Yussef Dayes Experience、UA まで続けて見た
全組良かったのだけれど、The Yussef Dayes Experience が頭一つ抜けて素晴らしかった
(ハイライトその2)

イギリスのジャズドラマー Yussef Dayes を中心とするバンドでめちゃくちゃ上手い上に、和太鼓奏者や奄美島唄の唄者をフィーチャーしていて、凄すぎてよくわからなかった
とりあえず民謡とジャズの親和性が相当高いということだけはわかった
感動してちょっと涙出た
UAで大好きな「太陽手に月は心の両手に」を聴いたあとは Jacob Collier まで前方で待機

Jacob Collier
以前から audience choir を生で体験したかったから、今回ついにそのチャンスが来た
登場するやいなやステージを裸足で飛び跳ねて客を煽る Jacob
Live Aid の Freddie Mercury ばりのコールアンドレスポンスを要求されて、我々の興奮は最初から最高潮だった
そこから Djesse Vol. 4 を中心に曲を披露し、途中でステージを終えたTori Kelly がサプライズで登場したり、観客を惹きつけるパフォーマンスに余念がない
Jacob はなんだか体から「喜び」とか「楽しさ」を放出しているようで、会場全体がその多幸感で満たされているみたいだった
そして念願の audience choir
動画で見るのと実際にやるのとでは全然違った
まず息が続かない
横隔膜が攣るかと思った
そして大規模過ぎて自分のパートしか聞こえない
ハーモニーになっているのがわかったのは終演後に Jacob が上げた動画を見たときだった
あの中に自分がいたのだと思うとこみ上げるものがある
本当に一生物の体験になった
いままでライブ映像を見たり、今回自分で体験して不思議に感じたのは、自分も含め多くの観客は音楽理論や楽譜の読み方を知らないにも関わらず、なぜ Jacob の腕の上下に合わせて正しく音程を取れるのかということ
きっと人間にはもともと心地よい音の並びを感じ取る機能が備わっていて、音楽理論は後からそれを体系づけただけなのだろう
日本人が Somebody to Love の歌詞を知らなくて拗ねる Jacob が面白かったとか、他にもいろいろ書きたいことがあるのだけれど、長くなってしまったのでこの辺で
Greenroom Festival、本当に良いフェスでした